ゾンビパンデミックの中を生きて耐え抜くためには「生存拠点」が必要です。
日本の狭い国土において、アメリカの映画にようにゾンビから逃げながら旅するのは難しいでしょう。
そのため、強固な壁を持つ生存拠点を確保して、ゾンビを迎え撃つ体制を整えなければいけません。
日本の建造物の中でも昔からの防衛拠点である「城」は、生存拠点にピッタリです。
ゾンビから拠点を防衛するときのポイント

拠点にするなら、以下のポイントは押さえたいです。
- ゾンビが侵入しづらい
- 大量のゾンビが一斉に襲い掛かることが出来ない
- トラップを仕掛けやすい
- 迎え撃ちやすい
- 簡単に出来て、管理が楽
やはり、ゾンビが侵入してくることの出来ない強固な壁のある拠点が理想ですよね。
そして、たとえ侵入されても容易に迎え撃ち、ゾンビの数を減らすことが出来るような構造やギミックがあると最良と言えます。
上記の点をしっかりと抑えている、日本の城の工夫は素晴らしいです。



これから、日本の城の工夫を解説していきます!
堀と石垣
日本の城の外周に存在する「堀」と「石垣」は最強の防衛設備です。
物理的かつ単純な防衛設備は、ただ数に物を言わせて攻めてくるゾンビ相手に大きな効果を発揮します。
堀について
総合評価 | |
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侵入難易度 | |
敵への行動制限 | |
罠の仕掛けやすさ | |
戦いやすさ | |
制作と維持管理の簡単さ |
地面を掘るだけで作ることが出来る防衛設備ですが、有ると無いのでは防衛力に雲泥の差が出ます。
堀にかけられた橋を落としてしまえば、簡単に侵入することなど出来ません。
主に、「進行を止める」「進む道の選択肢を狭める」「落とし穴」といった目的のために作られるものです。
- 「水堀」…地面を掘り、水を引き入れたもの
- 「空堀」…地面を掘っただけのもの
水堀
「水堀」は水がある場所でしか作ることが出来ませんが、水の利用や水堀の中に放しておいた鯉などを捕って食べることもできる便利なものです。
まあ、水などからもゾンビウイルスに感染する場合は利用は出来ませんが…。
狂犬病のウイルスが変異したゾンビの場合は、条件反射が残っていて水を避けてくれる可能性も僅かにあるかも?
また、水中は腐食が進むのが速いので、水堀に嵌ったゾンビが腐食で活動不能になる時間が早まるという利点もあります。
空堀
空堀は形状にも種類があり、場所や用途によって使い分けられます。
ゾンビ対策におすすめなのは、「箱型」やU字型の「毛抜堀」とレ型の「片薬研堀」です。
「箱型」や「毛抜堀」 は落とし穴のような効果も発揮し、足を怪我させてゾンビの機動力を削ぐことも出来ます。
「 片薬研堀 」は、堀に落ちたゾンビを始末した際に堀から取り除きやすいという利点が有ります。
堀の底に杭を打つなどするのもおすすめですし、集まったゾンビに火をつけて焼き払うのもアリです。



堀が埋まらないようにゾンビを取り除く必要があります。
石垣について
総合評価 | |
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侵入難易度 | |
敵への行動制限 | |
罠の仕掛けやすさ | |
戦いやすさ | |
制作と維持管理の簡単さ |
新たに作るのは難しい「石垣」ですが、やはり高い壁というのは防御力も高く、何よりも中の人間が安心できます。
日本の城の石垣は何重にもなっており、城門も大変強固なものが2重、3重になっています。
石垣の上から一方的に攻撃が出来るため、少数でも押し寄せる大勢のゾンビ相手に戦って耐えることが出来ます。
作戦を立てて効率よく攻めてくる人間相手でも、攻城には3倍の人数が必要だったことを考えると、準備が万全であればゾンビの撃退も可能です。
塀と埋門
たとえ堀と石垣を乗り越えて侵入されたとしても、簡単には奥には行かせないようにしなくてはいけません。
そこで、高い塀で仕切られた細い通路を迷路のように巡らせて、進行速度を遅延させつつトラップで数を減らしましょう。
塀で囲まれた迷路のような通路
総合評価 | |
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侵入難易度 | |
敵への行動制限 | |
罠の仕掛けやすさ | |
戦いやすさ | |
制作と維持管理の簡単さ |
石垣内に侵入された場合、奥の建物に逃げ込んだり、他の場所から逃げ出す時間が必要になります。
そのため、時間を稼ぐ「迷路」のような通路が大変重要です。
高い塀で囲み、まっすぐ進めない曲がりくねった狭い通路は、攻めてくるゾンビの数と速度を制限することが出来ます。
通路にトラップも仕掛けやすく、道を塞いで時間稼ぎもしやすいです。
埋門
総合評価 | |
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侵入難易度 | |
敵への行動制限 | |
罠の仕掛けやすさ | |
戦いやすさ | |
制作と維持管理の簡単さ |
「埋門(うずみもん)」と呼ばれる、石垣をくり貫いて作られた小さな門をご存じでしょうか?
門自体が屈まないと通れないぐらい小さいので、大勢で通り抜けることが出来ません。
姫路城の埋門は門内がすぐ登り階段となっており、扉の内側に石を詰めて塞ぐことが容易な構造になっています。
敵の制限と時間稼ぎに効果的です。
拠点を作るなら?
安全な拠点とするためには、まずは侵入を防ぐことを第一に考えるべきです。
そのため、拠点には「高い壁」が必須と言えます。
日本にも高い壁で囲われた施設がある程度存在するので、見つけるのに苦労はしないでしょう。
そこから、防壁の強化、迎撃用のトラップなどで守りを厚くするのが堅実です。
ライフラインを自給できるとさらに良いですが、規模が大きくなり、人数が集まり過ぎるのも問題が発生します。
拠点の大きさは、手に負える規模に留めておきましょう。
まとめ
- 日本の城は、とても防衛しやすく作られている
- 強固な拠点を作り上げるのには、時間がかかる
- もともと防衛力がある程度備わった施設を拠点にする方が良い



日本の城の工夫を参考にして、拠点を強固に補強しましょう!
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