
どうも、プレッパーのkiwiです。
2022年6月27日に電力需給ひっ迫注意報が発令されましたね。
そのため、猛暑の中での電力不足に対して不安を持つ人が増えたのではないでしょうか?
私はプレッパーですので、たとえ停電になったとしても大丈夫な備えはしてあります。
しかし、(プレッパーではない)普通の方は、大規模停電に備えてはおらず、どう対策すればよいかも分からないはずです。
電力逼迫注意報とは


「電力需給ひっ迫注意報」は翌日の電力供給が厳しい場合に、資源エネルギー調査によって発令される注意報です。
電力需給の予備率が5%を切っている場合は「電力需給ひっ迫注意報」が発令されます。
さらに、予備率が3%を下回ると「電力需給ひっ迫警報」となります。
これらの注意報や警報は、特に厳しい電力需給バランスとなる時間帯に、節電を求めるものです。
今回は、15時から18時の時間帯に無理のない節電が求められています。



「暑くて倒れそうなのにエアコンを切る」などはNGです。
なぜ電力がひっ迫しているのか



なぜ電力がひっ迫してしまうのでしょうか?
今回の場合は、原因として以下の2つが考えられます。
- 6月において極めて稀な猛暑になり、突然電力の需要が増えたこと。
- 電力の供給源である火力発電所や原子力発電所が減っていること。
異例の6月での猛暑で、エアコンなどに使用する電力の需要が急増してしまいました。
予想外の猛暑のせいで、電力の供給量が厳しくなっているのです。


しかし、電力が不足していようと、(発電所などの)供給側が突然の需要の増加に対応することは出来ません。
突然の需要に対応できないにもかかわらず、日本の発電の7割以上を占めていた火力発電所が減少してしまっているのは、問題ですよね。
残念ながら火力発電所は、環境保護のための脱炭素の取り組みや、発電所の老朽化などを理由に減らされているのです。
また、電力自由化によって、採算が合わない発電所も稼働をやめてしまっています。
これだけ発電所が減れば、足りないのも当たり前です。
結論としては、「供給側(国と電気会社)の失策」と「6月の猛暑による需要の急増」が原因と言えるでしょう。



地球温暖化の影響は大きいですね。
プレッパー式電力不足対策
大規模停電や電力不足は、すでに目の前まで迫っています。
そこで、皆さんには私が行っている猛暑下での電力不足対策を紹介します!
自宅に太陽光パネルと蓄電池を設置


一軒家の持ち家の方しかできない方法ですが、太陽光パネルと蓄電池を設置するのが最強の対策方法です。
我が家は年間で使用している電気の50%を自給することに成功しています。



浴室乾燥機と食洗器を我慢すれば、電気は自給できそうです。
たとえ大規模停電が起こったとしても、エアコンや冷蔵庫に必要な電気を自分で賄うことが可能です。
また、電力会社にとっての節電にも大きく寄与しているのではないでしょうか。



電力需給ひっ迫状況下でのwin-winと言えます。
ぶっちゃけ屋根なんて無駄スペースですし、日当たりが良い家庭は太陽光パネルを設置しても(費用以外の)デメリットは無いと思います。
また、蓄電池の設置も重要です。
蓄電池が無いと、夜間に電気が使えませんし、昼間に発電して使い切らなかった電気が無駄になってしまうからです。
ライフラインの自立はプレッパーの目標の1つですので、ぜひ設置をおすすめします。
ポータブル電源とソーラーパネルの購入
一軒家や持ち家ではない方は、ポータブル電源とソーラーパネルの使用によって、自分自身で発電と蓄電を行いましょう。
太陽光パネルや蓄電池ほどの電気は得られませんが、最低限の電力を確保することが出来ます。
ちなみに私は、太陽光パネルと蓄電池を設置した上に、ポータブル電源と折り畳み式ソーラーパネルも購入しました。



ちなみに、下記のセットで購入しました。





kiwiの相方が1000wの部分を譲らなくて…。


購入理由は、「自宅に住むことが難しい場合でも電気を確保するため」です。(詳しい話は今回の話題と関係が無いため割愛します)
大出力・大容量であれば、いろいろな家電を使うことが出来ます。AC1000Wもあれば、ホットプレートも動かすことが出来るので、非常時やアウトドアでもかなり便利です。
しかし、性能の良いのものは高額になってしまうので、値段と性能(心の安寧)のバランスで考えましょう。
容量が500Wくらいでも、小型冷蔵庫や扇風機なら余裕で使うことが出来るので、コスパの良いポータブル電源を一家に一台持っておけば、猛暑での停電が起こっても大丈夫です。



コスパが良いのは下のセットかな。


電気無しで猛暑を耐える
現代において、電気無しで猛暑を耐えるのは凄くキツイです。
しかし、猛暑の中での大規模停電もあり得ない話ではありません。
電気無しで猛暑を乗り越える準備をしておきましょう。
- 壁や窓に家の外から打ち水を行う
- 凍ったペットボトルを置く
- 冷感アイテムを使う
自宅の外表面を打ち水によって冷やすことで、室内の温度を下げることが出来ます。水があれば簡単に行うことが出来るのでおすすめの猛暑対策です。


また、室内に凍ったペットボトルを置くと、室温と湿度を同時に下げる効果が期待できます。この方法には、2リットルくらいのペットボトルの氷が必要ですので、突然の事態や大規模停電時にはなかなか使用できません。
最終手段として、室温がどうしようもなければ、冷感アイテムで体表だけでも冷たく感じるしかありません。
熱中症は命にかかわるので、出来る限りの対策を行いましょう。
まとめ
「電力需給ひっ迫注意報」は翌日の電力供給が厳しい場合(予備率5%以下)に、資源エネルギー調査によって発令される。
電力不足の原因は、発電所の減少と突然の電力需要の増加(異例の6月での猛暑)が原因。
現代人にとって、猛暑でエアコンが使えないのは命に係わる。だから、電気を自給する意識が大事。
電気が無い場合も、出来るだけの暑さ対策を行わないと熱中症の危険がある。



熱中症にかかる人が増えないことを祈るばかりです。
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