エッセンシャルワーカーとは?国に必要とされる職種に就こう!

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あなたは「エッセンシャルワーカー」を知っていますか?

エッセンシャルワーカーとは「特定の職種に就いている人たち」のことを指し、プレッパーやサバイバリスト的にかなり重要な言葉となります。

「エッセンシャルワーカー」はコロナ禍で注目されましたが、意味や具体的な職種について知っている人はごく少数です。

そこで本記事では、エッセンシャルワーカーの意味、職種、重要な理由などを解説します。

目次

エッセンシャルワーカーとは?

エッセンシャルワーカーという言葉は、「essential」と「worker」という2つの英単語で構成されています。

essential」は「必要不可欠な」「非常に重要な」などといった意味を持ち、「worker」は「労働者」という意味です。

つまり、エッセンシャルワーカーは「必要不可欠な労働者」という意味になります。

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何に必要不可欠な労働者なのでしょう?

エッセンシャルワーカーは、私たちの日常生活や国を維持する最低限の社会基盤(社会インフラ)を支えるために必要不可欠な職種に就いている労働者を指すのです。

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生活必須職従事者とも呼ばれます。

コロナ禍における優先的なワクチン接種(特定接種)対象の職種に「エッセンシャルワーカー」という言葉が使われたことで、注目されました。

では、具体的にどのような職種がエッセンシャルワーカーと呼ばれるのでしょうか?

エッセンシャルワーカーの定義と職種

医療・福祉や保育、生活インフラ、小売業、運輸・物流、公共サービスなどは、人々が日常生活を営む上で必要不可欠な社会基盤と言えます。

上記のような職種が「エッセンシャルワーカー」であるというイメージを持った人が多いでしょう。

国が定義しているエッセンシャルワーカーは、厚労省が指定した特定接種の対象職種です。

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厚生労働省の下記資料に基準が記載されています。

厚生労働省:特定接種(国民生活・国民経済安定分野)の登録対象に関する基準

上記の資料では、事業の種類、事業の種類の細目、社会的役割、対象業務などが明示されています。

また、厚生労働省の「特定接種管理システム」では、ワクチンの特定接種の対象として管理されている職種・事業の一覧が閲覧可能です。

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特定接種の対象事業種は以下の通りです。

コード事業種
1   新型インフルエンザ等医療提供を行う事業
2重大緊急医療提供を行う事業
3社会保険・社会福祉・介護事業
10ガス業
11銀行業(中央銀行、政府関係金融機関)
12空港管理業
13航空運輸業
14水運業
15通信業
16鉄道業
17電気業
18道路貨物運送業
19道路旅客運送業
20放送業
21郵便業
22映像・音声・文字情報制作業
23銀行業(銀行、中小企業等金融業、農林水産金融業)
24河川管理・用水供給業
25下水道業
26上水道業
27工業用水道業
28金融証券決済事業
29石油・鉱物卸売業
30石油製品・石炭製品製造業
31熱供給業
32飲食料品小売業
33各種商品小売業
34食料品製造業
35飲食料品卸売業
36燃料小売業(LPガス及びガソリンスタンドに限る。)
37その他の生活関連サービス業
38その他小売業
39廃棄物処理業
51政府対策本部の意思決定、総合調整等に関する事務
52政府対策本部の事務
53政府が行う意思決定・重要政策の企画立案にかかわる業務、閣議関係事務
54政府対策本部の意思決定に必要な専門的知見の提供
55各府省庁の意思決定・総合調整に関する事務(秘書業務を含む。)
56各府省庁の新型インフルエンザ等対策の中核を担う本部事務
57諸外国との連絡調整、在外邦人支援
58検疫・動物検疫・入国管理・税関の強化(検疫実施空港・港における水際対策・検疫事務)
59国内外の情報収集・検査体制の整備・ワクチン製造株の開発・作製
60緊急の改正が必要な法令の審査、解釈(行政府)
61都道府県対策本部の意思決定、総合調整等に関する事務
62都道府県対策本部の事務
63市町村対策本部の意思決定、総合調整等に関する事務
64市町村対策本部の事務
65新型インフルエンザウイルス性状解析、抗原解析、遺伝子解析、発生流行状況の把握
66住民への予防接種、帰国者・接触者外来の運営、疫学的調査、検体の採取
67新型インフルエンザ等対策に必要な法律の制定・改正、予算の議決、国会報告に係る審議(秘書業務を含む。)
68新型インフルエンザ等対策に必要な都道府県、市町村の予算の議決、議会への報告
69国会の運営
70地方議会の運営
71緊急の改正が必要な法令の審査、解釈(立法府)
72令状発付に関する事務
73勾留請求、勾留状の執行指揮等に関する事務
74刑事施設等(刑務所、拘置所、少年刑務所、少年院、少年鑑別所)の保安警備
75医療施設等の周辺における警戒活動等、犯罪の予防・検挙等の第一線の警察活動
76救急、消火、救助等
77事件・事故等への対応及びそれらを未然に防止するため船艇・航空機等の運用、船舶交通のための信号等の維持
78防衛医科大学校病院及び各自衛隊病院等における診断・治療 家きんに対する防疫対策、在外邦人の輸送、医官等による検疫支援、緊急物資等の輸送 その他、第一線(部隊等)において国家の危機に即応して対処する事務 自衛隊の指揮監督
79国家の危機管理に関する事務
82医薬品・化粧品等卸売業
83医薬品製造業
84医療機器修理業
85医療機器販売業
86医療機器貸与業
87医療機器製造業
88再生医療等製品販売業
89再生医療等製品製造業
新型インフルエンザ等医療提供を行う事業(防衛省)
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ちょっと多過ぎる気がしますよね。

crow

実際に社会基盤を支えている職種は他にもありそうです。

重要視される代表的な職種とその理由

国が定義するエッセンシャルワーカーの職種は、多岐に渡っていました。

そのエッセンシャルワーカーとされる職種の中でも、どのような職種が特に重要視されるのでしょうか?

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代表的な職種を7つ紹介します。

1.医療従事者

医療従事者とは、医療サービスを提供する職種全般を指します。

医療従事者には、医師看護師薬剤師、臨床検査技師、看護助手を始め、薬品・医療機器メーカーの社員など医療サービスに必要な物資・機器類の開発・提供に関わる職種全般も含まれます。

医療サービスは、人々の健康を支える重要な社会基盤です。

そのため、医療従事者はエッセンシャルワーカーの職種の中でも、特に重要視される職種と言えます。

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コロナ禍でも奮闘した医療従事者への尊敬を忘れずに!

2.介護・福祉職

高齢化社会の日本では、介護・福祉施設で働く人たちも必要不可欠です。

介護福祉士社会福祉士、ケアマネージャー、ソーシャルワーカーに加え、保育士なども介護・福祉職に含まれます。

高齢者や障害者、園児・児童の生活に必要不可欠なサービスを担っているため、現代社会にとってかなり重要です。

3.教育関係

教員幼稚園教諭学習塾講師など、小・中・高・大学、幼稚園、学習塾などで働く職種もエッセンシャルワーカーです。

教育は子どもたちの社会的な成長と心身の健やかな発達に必要不可欠ですし、未来を担う子どもや学生への教育を欠かすことは出来ません。

4.生活インフラ

配管工電気技師など電力、ガス、水道、通信に関わる職種ゴミ収集員などは、日常生活を支える大切な職種です。

生活インフラが途絶えた生活を想像できますか?

生活インフラを支えてくれる人たちへののありがたみを普段の生活では忘れがちですが、必要不可欠であることを忘れないようにしましょう。

電気・ガス・水道・通信のライフラインを維持する職種は、特に重要な職種だと言えます。

5.公務員(行政サービス業)

自治体の役所職員警察官消防士などの行政サービスを提供し、社会機構の維持に関わる職種も重要なエッセンシャルワーカーです。

多岐に渡った行政サービスは、私たちの生活に直結する必要不可欠なものと言えます。

6.運輸・物流

公共交通機関の職員トラック運転手荷物の運送スタッフ郵便物配送員などが「運輸・物流」関係の職種です。

通勤や通学、外出に不可欠な公共交通機関や、さまざまな商品の配送や資材運搬などを行う物流が途絶えたら、今のような生活は出来ません。

運輸・物流のどちらかが途絶えるだけで、社会が大混乱するほどに必要不可欠なエッセンシャルワーカーです。

7.小売・販売

スーパー薬局コンビニホームセンターなど生活必需品を扱う店舗スタッフも社会に欠かすことが出来ません。

私たちは食料品を中心とした「生活必需品」を消費しながら生活を営んでいますが、それを購入する先は上記の店舗がメインです。

店舗での購入に生活必需品の入手を依存しがちな私たちにとって、「小売・販売」の職種はエッセンシャルワーカーと言えます。

エッセンシャルワーカーになるべき理由

エッセンシャルワーカーの将来性

エッセンシャルワーカーは日常生活や社会機構の維持に必要不可欠な職種のため、仕事がなくなることはないでしょう。

しかし、就労環境や労働時間、賃金といった待遇面に問題がある場合が多いです。

コロナ禍でも人材供給を安定化するために、国や企業は支援金給付などで状況改善に努めています

一応、将来は期待できるのかな?って感じですね。

優先的に国に保護されるかも?

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プレッパーならば、エッセンシャルワーカーになるべきです。

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国に必要な職種ってところが重要です。

終末系映画のあるあるのひとつが「偉い人やエッセンシャルワーカーを優先して、シェルターや箱舟に国が保護する」です。

大災害などを生き延びた後に国を立て直すために必要な人材(エッセンシャルワーカー)は、優先して保護される可能性が高いと言えます。

つまり、個人では生きのびることが不可能な終末シナリオでも、生きのびることが出来る可能性が出てくるのです。

プレッパー的には、エッセンシャルワーカーになるしかありませんよね!

まとめ

エッセンシャルワーカー国や社会基盤の維持に必要不可欠な職種に就いている労働者たちのことです。

医療、介護・福祉、教育、生活インフラ、行政サービス、運輸・物流、生産者などの職種は特に重要と言えます。

待遇や労働環境、給与人手不足などの問題は抱えていますが、国に必要とされる仕事はとても大切です。

エッセンシャルワーカーの仕事は無くなる可能性も低く、今度の待遇改善にも期待できるという将来性があります。

エッセンシャルワーカーは、緊急時に優先的に国に保護される可能性もあるので個人的におすすめです。

プレッパー的には、エッセンシャルワーカーであることが必須であると言っても過言ではないでしょう。

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