
どうも、絶滅を恐れるプレッパーのkiwiです。
ジャングルで遭難したら、あなたは何日間生き延びることが出来ますか?
実際に遭難してみないと分かりませんが、かなり過酷であることは間違いありません。
準備や覚悟バッチリでサバイバルするのではなく、ジャングルでのガチ遭難ってどんな感じなのでしょうか…。



リアルな遭難の体験談を知りたいです!
そこで今回は、ジャングルでのガチ遭難の実話を映画にした作品を観ていきます!



映画のタイトルは 「ジャングル ギンズバーグの19日間の軌跡」です。



この映画はAmazonプライムで見ることが出来ます!
あらすじ【この先ネタバレ注意】
視聴する映画は、「ジャングル ギンズバーグの19日間の軌跡」という作品です。
この映画の原作はヨッシー・ギンズバーグの著書「JUNGLE」という書籍で、ボリビアのジャングルでの遭難体験をつづった実話になります。
実話の遭難体験なので、なかなか興味深い描写が多くておすすめです。



簡単なあらすじを紹介します。
刺激のある人生を求めて旅を続けるバックパッカーの青年ヨッシー(ダニエル・ラドクリフ)は、ボリビアのジャングル奥地にある秘境を目指して旅立ちます。
友人2人やガイドを含めた4人で、先住民が住むという秘境を目指して険しいジャングルを進んでいくことに。
しかし、怪我や意見の対立が原因で、二手に別れて行動することになってしまいます。
さらにトラブルが発生し、ヨッシーは危険なジャングルの中でひとりきりになってしまう…。
野生の生き物や自然の脅威にさらされ、肉体的にも精神的にも追い詰められていくサバイバルの結末は!?
ジャングルに旅立つ前までのシーンについて



南米が舞台なので、気になるシーンがいっぱいですね。
女性と嗜んでいた「サンペドロ」とは?
主人公のヨッシーが女性と一緒に嗜んでいる植物「サンペドロ」ってなんでしょうか?
調べてみると、サンペドロというサボテンには「メスカリン」という成分が含まれていて、陶酔感から本格的で鮮やかな幻覚に至るまでの効果を持つ幻覚剤として知られているようです。
服用してからのサイケデリックな映像は、その幻覚を描写しているみたいですね。



よく知らないものを服用するのはやめましょう。



現地の文化だとしても気を付けた方が良いです。
メスカリンを含むサボテンは、一部の国や州では人間による消費が禁止されています。当ブログは、違法な植物や薬物の使用を推奨しません。薬物はダメ。ゼッタイ。
フリーのガイド「カール」の登場
フリーのガイドである「カール」
主人公ヨッシーは、写真家「ケビン」と教師「マーカス」をジャングルの奥地に誘います。
「ガイドのカールが道も知っているし、準備もしてくれるから大丈夫」という話ですが、他人任せはリスクが高いです。



自分の荷物はしっかり準備しておくべきですね。
特に気になったのが、準備の際に「時計」と「財布」を置いていくシーンです。
日没時間の把握などのために「時計」は絶対に置いていくべきではないですね。
サルを食べるシーン
ジャングルで動物性たんぱく質を取る場合は、狩猟が必要です。
しかし、自分で食肉を処理したことのない一般人にはとてもキツイことではあります。
この自分で「命を奪って、食べる」という命の基礎的な部分を飲み込めるかどうかが、サバイバルでは重要です。



しかし、人型なのでビジュアルは厳しかったですね。



本当に味が美味しいのか、かなり気になります。
マーカスの足のケガについて
マーカスの足のケガが原因で一行の歩みが遅くなり、一気に空気が悪くなりました。
ジャングルや湿地などでは、「靴擦れ」と「塹壕足炎」に注意しなければなりません。



ジャングルでの死亡原因の1つです。
「靴擦れ」や「塹壕足炎」にならないよう、対策を取っておく必要があるということを学べました。


いかだで川下り
やはり、大型のナイフで「ブッシュクラフト」できるスキルはサバイバルに必須ですね。
ヨッシー一行のいかだ作りの手際が良すぎてビビるレベルです。
川下りはリスクも大きいですが、移動手段としては昔から使われている手堅い手段とも言えます。
しかし、ガイドのカールがパニックに陥り、とんでもなく危険な状況に陥ってしまいました。



カール泳げなかったのかな。
カールとマーカスと別れる
なんか喧嘩別れっぽい雰囲気だったけど、別れ際のカールが良いやつでビックリ。
怪我をしていたマーカスもカールと一緒に行くため、一行は2つに分かれてしまいました。
正直、ジャングルのど真ん中でガイドと別れるのは怖すぎます…。
絶対に渓谷でいかだが転覆するフラグが立ちました。



明らかな死亡フラグです。



これはヨッシーたち詰んだのでは…?
遭難とサバイバルの始まり



フラグ通り、渓谷で転覆して遭難してしまいました。
遭難して独りになったヨッシー
遭難したものの、幸いにも自分のリュックを見つけました。
荷物をあさって、速攻で薬をキメたところは外国クオリティですね。
荷物の中に防寒具があったのがデカいですね。体温の維持はサバイバルで最も重要と言えます。
アルミブランケットは畳めばかなりコンパクトになるので、リュックに入れておきたい必需品です。
6日目以降
ヨッシーは蛇を狩ったり、簡易の寝床を作ったりと、意外とサバイバルに順応してて凄いですよね。
しかし、不安や緊張感などから精神的に危険なレベルに達しているのが見て取れます。
これ以降、ジャングルの危険を我々に見せつけるような描写が続きました。
スプレー火炎放射器や応急キットの活躍も見れましたね。



ジャガーの恐怖で安眠出来ないですよね。



寄生虫や毒虫系もきっついです。
人間の痕跡を見つけて以降
刃物で切られた枝を見て、人間の痕跡を発見したと喜ぶヨッシーですが、集落跡地のようなものしか見つからずガッカリしてしまいます。



鳥の卵を食べるシーンもなかなかでしたね。
その後、人間の足跡を見つけたと思ったら、自分の足跡だったという悲劇。
ヨッシーもマーカスと同じように、足が靴擦れでボロボロになっていて、かなりやばい状況です。



足って本当に大切です。
14日目以降
雨季に突入です。防寒具が無かったら、ここでゲームオーバーになったでしょう。
防寒具の重要性を再び確認できるシーンでした。



ちょっと、幻覚描写が邪魔に感じてきました。
そのころ、離ればなれになったケビンはクリプラヤから約195キロも離れたルレナバケの住人の保護されます。
ケビンは必死にヨッシーの捜索を現地の人にお願いしていました。えらい!
しかし、ジャングルを小型飛行機で捜索するのは、ちょっと意味がない気がしました。
17日目以降
ケビンは船を自費で買い取ってまで、ヨッシーの捜索を続けます。
ヨッシーは原住民の女性とルレナバケを目指していると思ったら、失踪。もしかして、幻覚落ち?
底なし沼に嵌るなど、まだまだジャングルの危険はたくさんあることが分かります。
意識を失いかけるヨッシーはカミアリに自分を噛ませて、意識を無理やり覚醒させていました。



限界時に意識を失ったらお終いです。
19日目
捜索を続けるケビンは、ヨッシーが残したメッセージを見つけます。
ヨッシーに気づけないまま、その場を離れかけますが、奇跡的にヨッシーを発見して救助・保護しました。



諦めずに生き延びるって大切ですね。



これが実話って、本当に凄いと思います。
おまけ:カールとマーカスは?
救助されたヨッシーとケビンは、その後ラパスへと戻ります。
しかし、先に徒歩で戻ったはずのカールとマーカスはいませんでした。
ケビンが数週間捜索しても見つからず…。
その後、カールが警察に追われていたことが判明。ジャングルへの冒険の目的である部族の話も嘘であることが分かった。
なぜ、ヨッシーたちをジャングルへ誘ったのかは不明…。最後の最後にホラー落ちです。



マーカスはどうなったんだろうか…。
総評と考察
ちょっと幻覚の描写が多すぎる映画だと感じました。
ですが、突発的なジャングルでの孤独なサバイバルでは、幻覚を見るのが当たり前なのかもしれませんね。
精神的にも肉体的にも限界が来ている人間はこのような感じなのだ、というイメージが出来ました。



人間の限界の姿を知っておくのも役に立つかも?
内容もリアルで、ジャングルにおける「足のケガ対策の重要性」「防寒具の重要性」が再確認できる映画でした。
ジャングルも怖いけど、一番怖いのは人間だ、という落ちまで実話というのが本当に怖い…。



個人的にかなり評価は高めの映画です。



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