アウトドアや災害時の非常用として役に立つ「折りたたみシャベル・スコップ」。
キャンプ地の整地や車がスタックしたときなど、重宝する場面は多いです。
最近では、折りたたみシャベルやスコップだけの機能に留まらず、様々な機能を備えた多機能シャベルが増えています。
折りたたみ式多機能シャベル・スコップとは
通常のスコップやシャベルは、サイズと形状によって持ち運ぶのには不向きとなっています。
そのため、持ち運びが簡単な折り畳み式のシャベルやスコップがアウトドアで好まれるようになりました。
アウトドアや災害対策で好まれるようになった折りたたみシャベルは、アウトドアで役に立つ機能を追加され、多機能シャベルへと進化していったのです。
- 掘る機能(シャベル・スコップ・クワ・ピッケル)
- 切る機能(ナイフ・のこぎり)
- 割る機能(斧)
- 叩く機能(ハンマー)
他にも、火打石やレンチ・ドライバーなどの工具、ホイッスル、ライトなたくさんの機能を備えているものもあります。
鍋やフライパンのように使うことも出来ますし、折りたたみ式多機能シャベルがあれば、どんな場面でも役に立つでしょう。
多機能シャベル・スコップの選び方
値段も機能もラインナップが充実した折りたたみ式多機能シャベルは、自分に合ったものを選ぶのが難しいです。
自分に合った「折りたたみ式多機能シャベル」を選ぶためのポイントを紹介します。
- 予算と価格
- 機能
- 材質
- 形状と大きさ

上記のポイントを抑えた選び方を解説します。
予算と価格





自分の予算に合ったものから選び始めるようにしましょう。
折りたたみ式多機能シャベルは、大体2500円~数万円もするものまで価格帯が幅広いです。
多くのものが2500円前後ですが、材質や機能などに拘ると価格の桁が1つ変わってきます。
まずは、2500円前後の価格のもので試してみて、さらに良いものが欲しくなれば高価格のものを購入するというのも有りですね。
機能


機能は多くを求めすぎると、高価格なものになってしまいます。
最低でもシャベル・クワ・斧・のこぎりの機能は必要ですが、ピック、レンチ、ドライバーなどの工具などは無くてもだ異常大丈夫な気がします。
大型工具の機能を網羅していると、折りたたみ式多機能シャベルとして十分な機能を持っていると考えてよいでしょう。
警察に職務質問されても、あくまでも工具だと言い張れる程度のものを選ぶのが安全です。
材質



使うシチュエーションを想定して材質を選びましょう。
材質はアルミ合金やスチール製のものが多いです。
安価で軽量なプラスチック製のものもありますが、おすすめしません。
アルミ合金は、軽量かつサビに強いのですが、素材がスチールほど頑丈でないという欠点があります。



アルミ製では重量感や武骨さが物足りません!(個人の感想です)
鋼の重量感、頑丈さ、武骨さを求めるならば、材質はスチール一択です。
軽くて持ち運びやすいものを好む方は、アルミ合金もおすすめします。
形状と大きさ



シャベル・スコップの形状は、用途によって違いがあります。



使用用途を考慮に入れて、全体の形状や大きさを選びましょう。
除雪作業や土砂を多く運ぶことに特化するならば、角型のシャベル・スコップがおすすめです。
多機能シャベルの場合は、ほとんどが剣型のシャベル・スコップになります。
硬い土を掘ったりするのには剣型が良いですし、他の使い方も扱いやすい形状です。



持ち手や柄の部分についても選ぶときに注意しましょう。
柄が長くなる方が、大掛かりな作業は楽ですし、扱いやすくなります。
持ち手も取って部分の有無で、地面の掘りやすさが段違いです。
多機能シャベルは銃刀法や軽犯法にひっかかる?


多機能シャベルには、斧やナイフのように刃があるものも存在します。
では、折りたたみ式多機能シャベルを所持・携帯していると、銃刀法や軽犯罪法違反になるのでしょうか?



職質される可能性もあるので注意が必要ですね。
銃刀法違反になる?
銃砲刀剣類所持等取締法は、銃や刀剣類の取締りを目的とした法律です。
つまり、多機能スコップが「刀剣類」に含まれなければ、銃刀法違反になることはないと言えます。



では、刀剣類の定義を見てみましょう。
「刀剣類」とは、刃渡り十五センチメートル以上の刀、やり及びなぎなた、刃渡り五・五センチメートル以上の剣、あいくち並びに四十五度以上に自動的に開刃する装置を有する飛出しナイフ(刃渡り五・五センチメートル以下の飛出しナイフで、開刃した刃体をさやと直線に固定させる装置を有せず、刃先が直線であつて峰の先端部が丸みを帯び、かつ、峰の上における切先から直線で一センチメートルの点と切先とを結ぶ線が刃先の線に対して六十度以上の角度で交わるものを除く。)をいう。
銃砲刀剣類所持等取締法(昭和三十三年法律第六号)



ショベル本体に刃が付いている分には、セーフかな?
シャベルは、刀、やり及びなぎなた、剣、あいくち、ナイフには含まれません。
しかし、銃砲刀剣類所持等取締法第22条は、刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物を規制しています。
これは、もしかしたらアウトなのでは?
多機能シャベルの刃は、そんなに鋭く研がれていないのでセーフか?



警察の判断次第ってことになります。



正当な理由で携帯していると主張するしかありませんね。
シャベルの柄に内蔵式のナイフなどは、刃渡りの長さ次第で銃刀法違反になる可能性もあるので注意しましょう。
軽犯罪法違反になる?
軽犯罪法1条2号では、凶器携帯の罪が定められています。



これは確実にアウトですわ。
銃刀法と同じように、キャンプやアウトドアなどの正当な理由が無いと軽犯罪法違反です。
多機能シャベルの某メーカーも、銃刀法や軽犯罪法にひっかかることを警告し、「非常用や護身用のために常時持ち歩くこと」はNGであると述べています。
おすすめの折りたたみ式多機能シャベル
kiwiがお試しで買った多機能シャベル



NETKEYの多機能シャベルは、kiwiも持っています。
相方が購入したものですが、¥2,680とかなりの低価格のわりに機能が多くて良品でした。



こういうの持つとテンション上がりますよね!
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