
どうも、絶滅を恐れるプレッパーのkiwiです。
皆さんは、「プレッパー(Prepper)」という言葉を知っていますか?
「プレッパー」は、特定の人たちのことを指す言葉です。もちろん、私もプレッパーに属しています。



日本ではまだ聞きなれないかもしれませんね。
プレッパーとは?


プレッパーとはどのような人たちのことを指すのでしょうか。
「Prepper」は「prepare(準備する・備える)」から派生した言葉で、「備える人」を指します。比較的新しい言葉で、プレッパーという言葉が出来る以前は「サバイバリスト(生存主義者)」と呼ばれていました。
プレッパーは、自然災害や経済恐慌、食糧危機、核戦争、パンデミック、ゾンビ蔓延などの様々な事象によるカタストロフィ(終末)に対処できるよう、普段から備えています。
カタストロフィへの備え方ですが、プレッパーの多くは、サバイバル知識やテクニックの習得・物資の備蓄・避難拠点の確保・様々なシチュエーションの訓練などといった備えを行う人が多いです。
世の中の多くの人は、非常時には政府や自治体が公的な支援をしてくれると楽観しています。
一方「プレッパー」は、公的な支援など当てにせず、自力で生き延びることを信条としているのです。
プレッパーには、「カタストロフィ時には公的支援なんて有るはずがない」という現実的な面と、「カタストロフィが起こることを心配する」妄想癖な面があると言えるでしょう。
プレッパーの目的


プレッパーは様々なシチュエーションのカタストロフィに備えています。
では、何が目的でカタストロフィに備えているのでしょうか。
それは、プレッパーの基本理念である「PPST(Prepare Protect Survive Thrive)」、備える・守る・生きのびる・繁栄することを目的としているのです。
自らの生活をカタストロフィ後も維持することが目的の人もいれば、人類滅亡を回避することが目的の人もいます。
アメリカでは、同じ地域のプレッパーで連携して核シェルターや拠点を作ることもあるようです。
カタストロフィ後の人類滅亡回避が目的となっているプレッパーが多数存在します。


プレッパーの昔と今
昔のプレッパー
一昔前のプレッパーは、富裕層や田舎の農村に住むサバイバリストたちが多くを占めていました。
富裕層は国が作った、強固で設備の良い高級シェルターを購入することで危機に備えていました。
一方、自給自足可能な生産基盤と銃を所持したサバイバリストたちは、「自分の身は自分で守る」という考えのもと、他者には攻撃的とも言えるほどの狂信的なプレッパーであったと言えます。
考え方としては保守派で、カタストロフィが起きた後も生活を維持し続けることを考えています。そのため、大量の食糧や飲料水、武器や弾薬を備蓄してカタストロフィに備えているのです。
現在のプレッパー
世界的な情勢の変化から、プレッパー達にも変化が起きています。
アメリカでは、今までの保守派寄りの人たちよりもリベラル派のプレッパーが存在感を増しているようです。
武器を備えていた人が種子や缶詰を備蓄するようになったり、今までプレッパーでなかった人が武器を集めるようになったりと変化しています。
個人的な印象では、「自分だけ」が生き残るのではなく、「コミュニティ」単位で生き残ろうという意識へと変わったように思えます。
想定される危機が大規模かつ多様になってきたことが、プレッパー達の変化の原因でしょう。



プレッパーはどんどん増えています!
日本のプレッパー
日本のビジネスやフリーランス界隈では、ミニマリストがいまだに流行中です。
「プレッパー」という単語は聞きなれないものとなってしまっています。
しかし、防災という面では、意識をする人が増えてきているようです。
日本は世界から少し流行が遅れる傾向にあるので、これから「プレッパー」の時代が来るのでしょう…。
わずかに存在する日本のプレッパーも、かなり閉鎖的で個人主義の人が多いですね。
日本では「人類滅亡回避」といった大規模な備えをしている人は少なく、自分の生活を維持することを目的としたプレッパーが主流と言えます。
プレッパーが増加している理由


政権への不安、コロナ禍、世界情勢の悪化、など、人々の不安を煽る事象が立て続けに起こっています。
これらへの不安から、世界中の人々が終末に向けて備えを行うようになりました。
アメリカでは2012年時点で300万~400万人居たとされるプレッパーが、さらに急激に増えています。
日本でも「核シェルター」の購入が増加するなどの意識の変化が起きているようです。
ありえないとされていた終末シナリオが現実味を帯びてきてしまったことが、プレッパーの増加の原因と言えます。



当ブログはプレッパー仲間を歓迎しています!
プレッパー予備軍になろう
ガチガチのプレッパーは、武装を集め、核シェルターと種子貯蔵庫を用意したりしています。
現代日本では不可能に近い備えですが、少しでも災害や危機に備えておきたいという日本人は増加しています。



そこで、プレッパー予備軍へと皆様を招待します!
プレッパー予備軍とは
終末シナリオに向けて本気で準備することは出来ないけれど、何も備えをしないのは不安な方は多いはずです。
そんな方は、非常時のために簡単な準備をする「プレッパー予備軍」になりましょう。
プレッパー予備軍がすべきことは、以下の備えのみです。
- 非常持ち出し袋の準備
- ローリングストックによる食料と飲料水の備蓄
- 避難所の位置とルートの把握
- 浅く広くでも役に立つ知識・テクニックを学ぶ



①~③は地震などの災害に備えて、今すぐ準備しましょう。
浅く広くでも役に立つ知識・テクニックを学ぶ
サバイバルやアウトドアの知識やテクニックの中には、うろ覚えだと逆に危険なものも存在します。
腰を据えて学ぶことが出来ない場合は、浅く広くでも役に立つ知識・テクニックを学ぶようにしましょう。
- 飲み水や食料をサバイバルで得る方法
- 病気や怪我に効く医薬品



生死に直結する知識はうろ覚えだと危険です。
当ブログでは、プレッパーに必要な知識・テクニックをジャンルを超えて紹介しています。
しっかり学ぶことに越したことは無いですが、浅く、広く、うろ覚えでも役に立つような知識をご提供しますので、目を通してみてください。
まとめ
「Prepper」は「prepare(準備する・備える)」から派生した言葉で、「備える人」のことを指す。
プレッパーたちは、各々が想定するカタストロフィ(終末)を生き延びるために、様々な備えを行っている。
最近の世界情勢からプレッパーは急増しており、日本でも危機意識を持つ人が増えている。
狂信的なプレッパーになる必要はないです。
しかし、非常時への簡単な備えをする「プレッパー予備軍」になっておく必要はあると思います。



皆さんも、是非備えてください!
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