
どうも、プレッパーのkiwiです。
プレッパーの基本理念である「PPST(Prepare Protect Survive Thrive) 」をご存知でしょうか?
この基本理念は、人類滅亡を回避するためのプレッパーの行動指針です。


「備える」「守る」「生きのびる」の3つの内容については、ある程度予想がつくはずです。
防災意識が高い方の中には、この3つを実践できる方もいると思います。
しかし、「繁栄する」の意味を持つ「Thrive」は、どのような理念なのでしょうか?
Thrive(繁栄する)の意味
Thrive(繁栄する)という理念には、「再び繁栄する」という意味が含まれています。
プレッパーたちが想定するカタストロフィや文明崩壊シナリオの中では、人類のほとんどが死滅するパターンが多いです。
そのため、崩壊した文明社会の復興なども、プレッパーたちにとっては備えるべきことになります。
崩壊に備えて蓄え、守りを固め、崩壊を生き延びたあとには復興する。これが基本理念の「PPST」なのです。
生きのびるための準備をしている人は意外と多いのですが、「自力で文明を復興しよう!」なんて考えているのは、プレッパーだけでしょう。
Thrive(繁栄する)という基本理念は、現代社会・文明崩壊後の自力での復興を想定して備えること。
「Trive(繁栄する)」における復興フェーズ
Trive(繁栄する)段階のことを、仮に「復興フェーズ」と呼ぼう。
復興フェーズには、いくつかの段階が存在します。



復興段階は以下の通りです。
- 自分の生存圏の確保
- 他の生存者との争いやコミュニティ形成
- 文明の復興と生存圏の拡大



ストラテジー系のゲームを想像すると分かりやすいかも。
自分の生存圏の確保
まずは、自分の生存圏の確保が最重要課題です。
自分の生活のために必要なものを揃え、生活を安定させる必要があります。
「ただ生きのびる」て緩やかな滅びを待つのは意味がありません。
復興・発展を目指した生存基盤の確保をしましょう。
この生存圏の確保は、ストラテジーゲームのように簡単にはいきません。
資材、知識、技術が必要になる、難易度が高めの復興段階です。
他の生存者との争いやコミュニティ形成
生きのびるための設備や物資などの基盤を整えることが出来たら、おそらく拠点外の探索をすることになるでしょう。
拠点外の探索範囲を広げ続ければ、他のプレッパーや生存者コミュニティと遭遇する可能性が高まります。
個人での限界を感じて、志を同じくする仲間と集まりコミュニティを形成するのも良いでしょう。



復興の兆しが見え始める段階と言えます。
また、自分が確保した生存圏が他者に脅かされることも増える段階です。
この時期は、敵対者に備えた拠点の要塞化や、武装化を考えなければなりません。



トラブルでコミュニティが崩壊する段階でもあります。
文明の復興と生存圏の拡大
いくつものコミュニティの形成と崩壊を生き残った強大なコミュニティは、文明の復興を行う段階になります。
文明の復興と共に人類の生存圏が拡大され、各地に新たなコミュニティが増えていくことでしょう。



これが「再び繁栄する」ということですね。
しかし、この段階に到達するのは大変難しく、人類が再び繁栄できるかどうか左右される重要な段階です。



プレッパーの最終目標とも言えます。
武装、技術、知識、物資、人材のどれが不足していても、文明の復興は困難。
プレッパーは上記のものを全て、カタストロフィや文明崩壊の前に備えておく必要があるのです。
「Thrive」のための備えとは?
「再び繁栄する」ために必要不可欠なものとして、武装、技術、知識、物資、人材を上記で挙げました。
- 物資…建築資材・工業機械・部品など
- 知識…様々な分野の知識、専門書など
- 技術…サバイバル・生産など多岐にわたる技術
- 人材…自分だけではできないことをカバーできる人材
- 武装…身を守ると同時に、狩りなどにも使う



復興フェーズはストラテジーゲームそのまんまですね。
復興のための物資備蓄


生きのびるために必要な物資は、食糧・生活消耗品・医薬品などです。
ですが、復興を目的とした物資備蓄は、生きのびるための備蓄とは違います。
復興に必要な物資は、建築資材や工業機械、電子部品などです。
カタストロフィや文明崩壊後に入手が困難かつ、大きかったり、管理が難しい物資が多いのがネック。
一般的な防災備蓄とはかなり違うため、備えている人がほとんどいません。
復興するには物資備蓄では量が足りないので、探索で集める必要も出てくるはずです。
復興のための知識・技術
文明を自力で復興させるためには、様々な知識と技術が必要です。
食料生産、ライフラインの構築、住居や施設の建築、機械の整備などなど、必要な知識・技術は幅広く莫大な量になります。
流石に、知識を蓄えるにも限界があるので、専門書などを購入して保管しておきましょう。



専門書の収蔵は重要です!
技術は習得に大変時間が掛かるものです。必要だと思う技術を厳選して習得しておかなければなりません。
詳しくは後述しますが、技術や知識を持った人材を確保することが、復興に必要不可欠と言えます。
人間の優れた点の一つが、「知識・技術の継承」です。
たとえ一代で復興が出来なくても、次世代のために知識や技術を残す手段は確保しなくてはなりません。
復興のための人材


復興は多くの知識・技術が必要となるものです。
復興に必要な知識・技術を持った人材は特に大切にしなければなりません。
大災害系の映画では、貴重な知識・技術を持った人材や権力者だけが政府によってシェルターなどで保護されるケースがよく見られます。
これは、実際に現実でも起こりえることですし、復興を考えて事前に技術者と交友関係を築いておくことも必要になるでしょう。
政府による助けを期待している人は、必要とされる技術を持った人材になっておきましょう。



エッセンシャルワーカーと呼ばれる人たちが重要です。
復興のための武装


一度崩壊した文明を復興させるには、縮小した生存圏の拡大が必要になります。
しかし、人間という弱い生物は、武装が無ければ生存圏の拡大が難しいです。
また、ある程度復興に向かっているコミュニティは、略奪者に狙われる宿命を持っています。
外敵からコミュニティを守るためには、武装が必要不可欠と言えるでしょう。
文明が滅びる原因が災害だけとは限らないですし…。



対ゾンビ、対モンスターの武装も必要ですよね。
まとめ
Trive(繁栄する)には再び繁栄する、つまり復興するという意味がある。
復興フェーズには、以下の3つの段階があると言える。
- 自分の生存圏の確保
- 他の生存者との争いやコミュニティ形成
- 文明の復興と生存圏の拡大



復興のためには、以下の備えをしておく必要があります。
- 物資…建築資材・工業機械・部品など
- 知識…様々な分野の知識、専門書など
- 技術…サバイバル・生産など多岐にわたる技術
- 人材…自分だけではできないことをカバーできる人材
- 武装…身を守ると同時に、狩りなどにも使う



備えて、プレッパーを極めていきましょう!
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