
どうも、プレッパーのkiwiです。
プレッパーが備えなければならない脅威である「ゾンビ」。
「ゾンビ」については分かっていないことがほとんどで、多くの疑問があるはずです。
ゾンビは死体のはずなのに、異常なほど長い期間活動できているとは思いませんか?
人間の肉を少し捕食するだけなのに、ありえないほど長期間にわたって身体を維持して動き回っているのは不思議ですよね。
ゾンビの代謝について
解糖系でエネルギーを得ている
ゾンビの肉体は、基本的に死体です。そのため、呼吸もしないし血流も無く、代謝もしないはずです。
ゾンビが動くためのエネルギー(ATP)は、嫌気性の反応である解糖系(糖を乳酸に分解する過程でATPを得る)を用いてエネルギーを得ているのでしょう。
しかし、死体の体内に残っている糖(グリコーゲン)は限られているため、動くエネルギーもほとんど得られません。



ゾンビがノロノロとしか動けない原因ですね。



でも、解糖系のみでは長期間活動は無理では?
ゾンビは新たな代謝の方法を得ている??
実際問題、解糖系のみでゾンビが活動し続けるのは不可能です。
ゾンビの体内にあるグリコーゲンにも限りがあり、発生した乳酸が溜まってしまいます。
そのため、人間が持ちえない「新たな代謝方法」を得ているのだと推測することが出来ます。
自身の身体のタンパク質や脂質を分解してエネルギー(ATP)を得ていると考えるのが一番ありえそうでしょうか?



自身の身体を分解しながら活動しているのかもね。
ゾンビは消化吸収するのか?
ゾンビの消化について
人間の消化の仕組みは結構複雑です。動く死体が消化なんて出来るのでしょうか?
消化の仕組みとして、口で嚙み砕いて唾液と混ぜ合わせ、胃の中で胃酸を使って溶かしています。
牛肉や豚肉が消化されて小腸まで運ばれる時間が4~5時間と考えると、動く死体のゾンビでは不可能だと思われます。
ゾンビも唾液や胃液っぽいのは分泌して垂れ流しているようですが、もっとやばそうな液体にも見えますし…。
若干の消化作用があるとは考えられますが、血流も無い状態では生前と同じような消化は出来ていないでしょう。



肉は消化しづらいからな…。
ゾンビの吸収について
人間は、消化した食べ物の栄養を「小腸」で吸収しています。吸収されずに残った物は「大腸」で水分を吸収された後に肛門から排泄されます。
しかし、小腸の表面にある「柔毛」で栄養を取り込むためには、血流が必要になるのです。
なぜなら、糖やアミノ酸は直接血液中に吸収され、他の栄養もリンパ管を通して血液中に吸収されるからです。
ゾンビの心臓は止まっており、血流もほとんど無いはずです。
栄養の吸収が出来るかも怪しいですし、吸収した栄養を全身に運ぶことが出来ません。



ただの動く死体に消化吸収は出来ないです。
参考:消化の仕組み (kyoiku-shuppan.co.jp)
ゾンビはただの動く死体ではない?
「ゾンビがただの動く死体である」と仮定して、今まで考察してきました。
結論として、「ただの動く死体では消化吸収をまともに行うことは出来ない」
しかし、ただの動く死体では、あれほどの長期間活動できる理由が分かりません。
代謝は解糖系でエネルギーを得るにしても、消化吸収して糖を補給しなければ動き続けることは不可能なはずです。
細菌やウイルス・オカルト・寄生虫・放射線など、ゾンビ化の原因はいろいろと考えられます。それらによって、ただの死体ではなくなったのしょうね。
まとめ
代謝は主に解糖系で行われ、糖を分解してエネルギーを得ている。
タンパク質や脂質を分解してエネルギーを得る新たな代謝方法を獲得しているかも?
心臓が止まって血流が無い状態では消化吸収は不可能に近い



ただの動く死体では、長期間の活動は不可能です。
おまけ:ゾンビの代謝・消化吸収に関する個人的な仮説
おそらく、ゾンビ化によって「タンパク質・脂質を分解してエネルギー(ATP)を得る」という新たな代謝方法を獲得していると考えられる。
血流が無く、体内の下部に血液が溜まった状態であるとは見た目や動きからは考えづらい。
ゾンビは心臓が止まってはいるものの、わずかな血流があってエネルギーや栄養を循環させているのだと思う。
捕食された人間の肉片にゾンビ化と同じ変異が起き、胃腸内に癒着・同化して栄養源として使われているのではないかと考えられる。
身体を構成するタンパク質や脂質を少しずつ溶かし、栄養源としてエネルギーを得ながらゾンビは活動しているのだろう。



全身がエネルギー源だから、長期間動けるってことかな。



理由を無理やり考えるとこんな感じですかね。


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